PHP文芸文庫には、いぬじゅんの新しい王道作品がたくさんあります。

「君と見つけたあの日のif」では、劇団員が実際の家庭に潜入し、偽家族を演じました。

「記憶アパートの坂下さん」は、記憶について悩む人が住むアパートの管理者物語。

新作「今夜、君が眠りに落ちるまで」は、眠れない人が集う夜喫茶のお話です。

私自身、睡眠時間がとても短く、普段から「深い眠りに落ちたい」と常々願っていました。

作中には睡眠に誘う飲み物や食べ物がいくつか登場します。

また、連作短編なので章ごとに主人公が変わるので読みやすいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、今年は一月から毎月刊行を続けています。

応援してくださる皆さまのおかげです。

いつもいつもありがとうございます。