『青い光のなかで手を握り合えば、永遠のしあわせがふたりに訪れる』


幼いころに絵本で読んだ『青い月の伝説』を信じている、高校生の実月。ある日、空に青い月を見つけた実月は、黒猫に導かれるまま旧校舎に足を踏み入れ、生徒の幽霊と出会う。その出来事をきっかけに実月は、様々な幽霊の“思い残し”を解消する『使者』を担うことに。密かに想いを寄せる幼なじみの碧人と一緒に役割をまっとうしていくが、やがて、碧人と実月に関わる哀しい秘密が明らかになって――?ラスト、切なくも温かい奇跡に涙する!